大型物流施設の新築工事を開始
新日鉄住金エンジニアリングは、5月16日、三井不動産より受注した大型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク茨木(MFLP 茨木)」の建設工事を、大阪府茨木市にて開始したことを発表した。
建設場所は、名神高速道路「茨木IC」から非常に近い。新施設は、関西圏全域や日本全国への配送拠点として、高い期待が寄せられているという。
施設概要
新施設は、延べ床面積約24万1,900平方メートル、鉄骨造地上6階建ての免震構造で、同社にとって過去最大規模の案件となった。
具体的には、同社独自の構造設計ノウハウである「グリッド設計」(柱スパンの最適化設計)や、新たに開発した最新鋭の免震装置球面すべり支承「NS-SSB(R)」を採用。躯体コスト削減と積載荷重の変動に左右されない安定した免震性能を実現した。
また、マルチテナント型として設計し、各階には、トラックバースと両側にランプウェイを配する計画で、竣工は、2017年9月を予定している。
得意領域を活かして
同社は、新日鉄住金グループの一員。鋼構造分野の強みを用い、大型物流施設を得意事業の一つとして位置付けている。
今後も鋼構造エンジニアリング力、及び鉄の知見を活かし、この分野での受注実績を積み重ね、安心で安全な社会の実現を目指す方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新日鉄住金エンジニアリング プレスリリース
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