トラックミキサ
トラックミキサとは、コンクリートの運搬に使われる車であり、トラックの上部に回転ドラム式のミキサーが設置されている。
トラックミキサは、運搬するコンクリートの状態によって以下の3種類に分けられる。
・アジテータートラック
生コン工場などで作られた生コンクリートを、そのまま建設現場などへ運ぶトラック。生コンクリートは、放置すると成分が分離してしまうため、回転ドラム式のミキサーに詰めた後、打設するまで攪拌作業を続けながら運ぶ。
・ウエット式ミキサ車
ドラム内でコンクリートの材料(水、空気、セメント、粗骨材、細骨材)を混ぜ、生コンクリートを作りながら運搬する。
・ドライ式ミキサ車
長時間輸送の場合に用いられるトラックミキサ。一度、ドラム内に水以外のコンクリートの材料(空気、セメント、粗骨材、細骨材)を入れて、混ぜながら運搬する。打設現場近くになったところで水を加え、生コンクリートを作る。打設現場までの輸送が長時間かかる場合、輸送中にコンクリートが変質する可能性があるため、こうした輸送方法が選択される。