パナホーム株式会社は10月27日、株式会社合人社計画研究所、株式会社松村組、株式会社類設計室とともに、特別目的会社PFI阪大グローバルビレッジ津雲台株式会社を設立し、国際学生寮整備のPFI事業「大阪大学グローバルビレッジ施設整備運営事業」について大阪大学と事業契約を8月10日に締結した、と発表した。
特別目的会社は資本金1,000万円で、出資比率は、パナホーム50%、松村組20%、合人社計画研究所30%。なお類設計室は、協力企業として参画する。
大阪大学は、大阪府吹田市津雲台に位置する老朽化した津雲台宿舎を廃止し、外国人留学生と日本人学生が混住する学生寮、優れた人材獲得に必要な教職員宿舎、民間付帯施設からなる「グローバルビレッジ」を整備する。
グローバルビレッジは、資産の有効活用と施設の充実だけでなく、異文化交流や周辺住民の利便性を考慮した地域交流等の教育ソフトを含め、グローバル人材育成拠点に資するものである。
大阪大学の施設は、敷地面積約13,000平方m、延床面積約23,000平方mで、300室の学生寮、400室の教職員宿舎になる予定である。国立大学の国際学生寮整備としては、日本全国最大規模になるとのこと。
旧学生寮の解体・造成および建設は松村組、設計と工事管理は類設計室が担当する。
新しい施設は、施設整備業務終了後大阪大学に所有権を引渡し、BTO方式を採用して、合人社計画研究所が維持管理および運営業務を2050年9月30日まで実施する
民間付帯施設は、敷地面積約10,600平方m、延床面積約15,000平方mに、賃貸住宅・サービス付高齢者向け住宅、医療施設・飲食店・教育関連施設となる予定である。
民間付帯事業では、特別目的会社が大阪大学から定期借地契約で賃借し、パナホームが建物を整備・所有し、事業運営を行う。借地期間は2070年9月30日までで、終了後は更地返還する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
パナホーム株式会社のニュースリリース
http://www.panahome.jp/company/news/release/2017/1027.html