野村不動産株式会社は7月4日、大阪府高槻市において、大規模高機能型物流施設「Landport高槻」が2017年6月末日竣工し、運用を開始した、と発表した。
Landport高槻は、大阪・京都・神戸など関西主要エリアへの広域配送が可能な北摂地域、大阪府高槻市芝生町に位置している。
名神高速道路「茨木」ICから約9.3km、近畿自動車道「摂津北」ICから約6.5km、2019 年共用開始予定の新名神高速道路「高槻」ICから約6.0kmと交通利便性の高い好立地にある大規模高機能マルチテナント型物流施設である。
立地周辺には、多くの住宅地があり、テナント企業の雇用の確保にも非常に有利な立地条件を備えている。
敷地面積約35,276平方m(約10,671坪)に、延床面積約88,416平方m(約26,746坪)、鉄筋コンクリート造、鉄骨造免震構造、ダブルランプウェイを備えた地上5階建の施設である。
設計・監理は五洋建設株式会社本社一級建築士事務所、施工は五洋建設株式会社大阪支店が担当した。
野村不動産の物流施設初のダブルダンプウェイ採用により、配送車が各階へ直接横付けできるので、物流業務の効率が向上する。
建物の免震構造の採用、特別高圧受変電設備の導入、温度管理設備、72時間の自家用発電機の設置により、高いBCP(事業継続計画)性能を確保した。
また、全館LED照明や太陽光パネルの設置などにより、環境性能を評価するLEEDゴールド認証を満たす条件を備えている。現時点では、審査中とのこと。
施設内には、テナント企業の従業員が利用可能なカフェテリア、商業区画、シャワーブースを設置し、快適な労働環境を提供した。
竣工日の6月30日時点で、既に複数のテナント企業と契約が進行中であるという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
野村不動産株式会社のニュースリリース
http://www.nomura-re.co.jp/cfiles/news/n2017070401295.pdf