液状化現象とは

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液状化現象

液状化現象とは、地震によって地盤が変形し、建物が沈下したり水・砂などが噴き出したりする現象。かつては「流砂」という名称でも呼ばれていた。

液状化現象が起こる場所は、砂丘地帯や三角州、埋立地などがメジャーだが、旧河川跡や池の跡、水田跡でも起こるために、該当する地域には堤防を補強したりハザードマップを整備したりといった対策が必要である。

液状化現象のメカニズム
砂を多く含む土や地盤は、地震などによって振動を連続で受けた場合、お互いの摩擦によって保っていた支持力を失う。この現象を液状化といい、液状化を起こした地盤は、地盤の上に立っている構造物の重みによって不同沈下を起こす。また、地盤の表層が粘土層で覆われている土地などは、液状化した砂と水が噴き出すこともある。この現象はボイリング噴砂)といわれる。

液状化現象の種類

・側方流動

液状化現象の一種で、傾斜や段差のある地形で液状化現象が起き、地盤が水平方向に移動する現象を指す。
側方流動が起きると、その地盤に建てられた構造物の基礎部分が横からの強い力を受けることになり、建物を支える杭が破壊されることがある。建物の転倒を引き起こす可能性のある、液状化現象の中でも危険な現象である。

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