路盤
路盤とは、道路の表層・基層(どちらもアスファルトでできている)の下部を指す名称。
道路は上から表層、基層、路盤、路床、路体によって構成されている。
路盤は15~40cmほどの層になっており、上層5~20cm程度を上層路盤、下層10~20cm程度を下層路盤という。路盤にかかる負担は下層路盤よりも上層路盤の方が大きいため、上層路盤には良質な材料を、下層路盤には比較的安価な材料を用いる。
それぞれの構成は、以下の通りである。
・上層路盤
材料は、粒の大きさが一律にそろえられた粒度調整砕石(大きさは25~40mm)が使われる。まず、モーターグレーダー(整地作業に特化した、自走式の建設機械)で表面の不陸(地面に凸凹があること)をなくし、その後タイヤローラーとマカダム式ロードローラーを用いて転圧することで作られる。
・下層路盤
材料は、岩石や玉石を破砕機(クラッシャー)で砕いただけの砕石(クラッシャーラン)が一般的である。上層路盤で用いる粒度調整砕石は、石の粒の大きさを人工的に均一にしているのに対し、クラッシャーランの粒は大きさがばらけている。
下層路盤は、まずモーターグレーダーかブルドーザで表面の不陸をなくし、その後タイヤローラーとマカダム式ロードローラーによって転圧されて作られる。
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