真空蒸留装置とは

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真空蒸留装置

真空蒸留装置とは、減圧蒸留装置の別称で、常圧蒸留装置によって原油から得られた常圧残油を、大気圧よりも低い圧力のなかで蒸留する石油精製装置の一種。バキュームともいわれる。

常圧残油とは、原油常圧蒸留装置で蒸留した際に残る重油で、沸点は350度以上と非常に高い。
真空蒸留装置で圧力を低下させた蒸留塔内で蒸留を行い、常圧残油は以下の2種類の成分に分離される。

・減圧軽油
名称に軽油が入っているが、重油の一種である。潤滑油の原料として使用される。

・減圧残油
アスファルトの原料として使用される。

 

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