12月8日
真空蒸留装置とは、減圧蒸留装置の別称で、常圧蒸留装置によって原油から得られた常圧残油を、大気圧よりも低い圧力のなかで蒸留する石油精製装置の一種。バキュームともいわれる。
常圧残油とは、原油を常圧蒸留装置で蒸留した際に残る重油で、沸点は350度以上と非常に高い。 真空蒸留装置で圧力を低下させた蒸留塔内で蒸留を行い、常圧残油は以下の2種類の成分に分離される。
・減圧軽油 名称に軽油が入っているが、重油の一種である。潤滑油の原料として使用される。
・減圧残油 アスファルトの原料として使用される。