反応タンク
反応タンクとは、下水中の汚濁物質を分解・除去するために設けられた、下水処理場内にある設備の一種である。
反応タンクには汚水の入ったタンクの中に酸素を送り込む「曝気(ばっき)」という仕組みが組まれているため、「曝気槽(ばっきそう)」ともいわれる。
反応タンクは、下水処理場内の最初沈殿池と最終沈殿池の間に設置される。反応タンクでは、タンク内に送り込まれた汚水中の汚濁物質・有機物・窒素・リンなどの分解と除去が行われる。
分解と除去作業は、汚水とは別にタンクへと送り込まれた活性汚泥によって行われ、この活性汚泥を利用した汚水の浄化方法は「活性汚泥法」と呼ばれる。