アスファルト防水とは

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アスファルト防水

アスファルト防水とは、合成繊維不織布にアスファルトを含浸させた「ルーフィング」を、加熱溶解したアスファルトで貼り重ねていく防水工法である。
防水工法にはいくつかの種類があるが、アスファルト防水は、実績が多く最も信頼性の高い防水工法。
旧約聖書のノアの方舟の逸話にも登場する世界最古の工法でもある。国土交通省などの仕様書にも採用されている。

熱工法トーチ工法・常温工法(冷工法)などに分類される。

アスファルト防水の長所
・溶解したアスファルトルーフィングを重ねることにより、耐荷重性、密閉性に優れ、耐用年数が長くなる。
ルーフィングの層数を変えることで、施主からの要求レベルに応じた防水性能を持たせることが可能。
・建物の種類と部位、耐用年数に応じて、適切な防水層を選択できる。

アスファルト防水の短所
アスファルトを加熱溶解する際に、煙と独特の臭いが発生する。
アスファルト溶解釜が必要。
・工程数が多い。
・複雑な部位の施工が難しい。
・高温で軟化し、低温で硬化する。

■どんな工事に適しているか。

・耐用年数が長いため、学校や病院・大型ビルやマンションなどの広い屋上の防水工事に適している。

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