五洋建設など、中品質再生粗骨材を用いたコンクリートを開発

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五洋建設など、中品質再生粗骨材を用いたコンクリートを開発

2016年03月19日 08:00

地上躯体工事にも使えるコンクリート

五洋建設は3月17日、東京テクノと武蔵野土木工業と共同で、地上躯体工事に使用可能な中品質再生粗骨材を用いたコンクリートを開発し、国内初となる国土交通大臣認定を取得したと発表した。

これまで中品質の再生粗骨材を用いたコンクリートは、場所打ち杭や乾燥収縮の影響を受けない地下躯体などの使用に限られていた。

今回開発された新技術により、膨張材や収縮低減剤などを混ぜなくても、地上躯体工事への使用が可能になった。

早期判定で混和材を使わなくても高耐久性を維持

使用する再生粗骨材はJIS規格の「再生粗骨材M」だが、ロッドミルなどの機械的なすりもみ処理だけで製造した、やや高品質の「中品質再生粗骨材」を使う。

さらに耐久性を確保するために、場所打ち杭などに使用する際にも実施する「塩化物含有量」や「アルカリシリカ反応性」に加え、「乾燥収縮に対する抵抗性」についても、早期判定による品質管理を行う。

再生粗骨材1ロット(900トン)ごとに判定を実施することで、耐久性の高い再生骨材コンクリートの供給が可能となる。

「中品質再生粗骨材」を利用することで、普通骨材を用いたコンクリートと同等以下のリーズナブルな価格となるのも特徴だ。

(画像はニュースリリースより)

▼外部リンク

 

五洋建設株式会社のニュースリリース
http://www.penta-ocean.co.jp/news.html

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