タイに新倉庫建設
2月22日、タイにおける住友倉庫の子会社Sumiso (Laem Chabang) Co., Ltd.が、タイのレムチャバン地区において新たな倉庫を建設する。現在同グループは、タイにおいてアユタヤ、バンコク、レムチャパン及びスワンナプーム国際空港に拠点を置き、物流業務全般を担っている。
中でも南東部のレムチャパン地区は、タイにおいて最大の貿易港となっており、今後も引き続き旺盛な物流需要が見込まれる。さらに、今後ますます拡大していくアセアン地域の、多種多様な物流サービスに対応するため、今回の新倉庫建設が決定した。
物流ハブとしての役割
ジェトロ・バンコク事務所が、先月20日に主催した「日タイ・サービス産業経営者セミナー」の政府側の代表として、タイのスウィット商務副大臣が行った講演では、物流分野に大きな期待を寄せていることがわかった。
その内容を引用すると
タイには物流分野の企業が1万4,000社ほどあり、物流にベストプラクティス、インテリジェントシステムを導入できれば、タイはアセアンでの物流ハブとなることができる。タイ企業のメコン川流域の国々への進出も可能だ。さらに、インドシナ半島を貫く東西経済回廊を活用することで、太平洋さらにインド洋までつながることも視野に入る。そのためには連結性の向上が重要。
とのことである。
東南アジアの拠点として
今回の新倉庫建設は、タイ政府の意向を汲む形での事業拡張といえる。新倉庫の概要は、所在地がタイ国チョンブリ県バーンラムン郡。
構造は、鉄筋コンクリート造平屋建1棟。敷地面積44,270平方メートル。延床面積9,993平方メートル。竣工時期、平成28年10月の予定。なおこの倉庫を第1期倉庫とし、第2期倉庫の建設も検討しており、更なる業務拡大を目指している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
住友倉庫 ニュースリリース
http://www.sumitomo-soko.co.jp/