広野町 復興整備事業を推進
清水建設は、5月25日、福島復興整備事業の民間プロジェクトの一つであるオフィスビル「(仮称)広野東口ビル」の建設工事を起工した。建設地は福島県双葉郡広野町JR常盤線広野駅東口で、起工式には広野町長遠藤智氏、清水建設東北支店長竹浪浩氏が出席した。
同プロジェクトは、昨年広野町で行われた開発事業予定者を募集する公募プロポーサルで提案されたもので、広野町が推進する復興整備事業の先陣を切るものである。総投資額は14億円を予定しており、将来的には新たな町の復興拠点として各種事業所や研究機関等の誘致を目指す。
オフィスビルは6階建て、延床面積3,454m2、東日本大震災規模の地震を想定した免震構造をはじめ省エネ型空調設備やLED照明の全面採用等を予定しており、2016年3月末の竣工を目指す。
広野町の復興のシンボル
広野町は2011年3月11日の東日本大震災において震度6弱を観測し、福島第一原子力発電所事故により町全域が緊急時避難準備区域に指定、同年9月30日に同指定は解除された。
広野町は(仮称)広野東口ビルを復興のシンボルとして位置づけ、同ビルは有事に際し避難ビルとしての機能を担う。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
福島復興事業 清水建設 ニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2015/2015008.html