ドイツ大手のプラントグループを足がかりに海外へ積極展開
JFEエンジニアリングは11月6日、ドイツの「スタンダードケッセル・パワーシステムズHD社」の全株式を取得すると発表した。
「スタンダードケッセル・パワーシステムズHD社」は、廃棄物やバイオマスを燃料とする発電プラントなどを手がける「スタンダードケッセル・バウムガルテグループ」を保有する持ち株会社である。
スタンダードケッセル・バウムガルテグループは、バイオマス発電、廃熱回収発電、燃料焚発電のプラントエンジニアリング会社「スタンダードケッセル社」、廃棄物発電のプラントエンジニアリング会社「バウムガルテ社」、これらのメンテナンスサービス会社を傘下におく「SBサービスHD社」で構成されている。
欧州を中心に発電プラントの実績を多数有する大手企業であるため、今回の株式取得により、都市環境プラント事業のグローバル化に、一層の加速がかかると期待される。
アジアに続き、欧州・中東へも進出
JFEエンジニアリングは廃棄物発電プラントではストーカ炉や高温ガス化直接溶融炉、バイオマス発電プラントでは循環流動層ボイラを用いた大型プラントで実績をあげている。
アジア地域では、既にストーカ式廃棄物発電プラントの実績を有しているが、今後は「スタンダードケッセル・バウムガルテグループ」の強みを生かし、欧州・中東地域へも市場の拡大を目指す。
(画像は、JFEエンジニアリングのホームページより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング株式会社のニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2014/20141106.html