藤ヶ谷清掃センター工場棟引き渡し 引き続き運営・維持管理業務を開始

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藤ヶ谷清掃センター工場棟引き渡し 引き続き運営・維持管理業務を開始

2014年06月24日 22:00

資源循環型社会の実現に向けての更生計画

Hitz日立造船株式会社(大阪市住之江区、社長:古川 実)は、大分県の別杵速見地域広域市町村圏事務組合(管理者:浜田 博 別府市長、構成:別府市、杵築市、日出町)から受注し建設を進めていた「藤ヶ谷清掃センター」工場棟を引き渡したと発表した。

(画像はプレスリリースより)

この案件は、同社グループ(同社他、ニチゾウ九州サービス株式会社、別杵速見環境テクノロジー株式会社、太平洋セメント株式会社)が、DBO(Design Build Operate)方式で一括して請け負ったものだ。

つまり、更正施設である熱回収施設(235t/日、ストーカ方式)とリサイクルセンター(25t/日)の設計から建設、それに伴う既存施設の解体・撤去工事、また既存最終処分場も含め更新施設の15年間の運営・維持管理業務委託事業だ。

「エネルギー改修推進施設、マテリアルリサイクル推進施設」として

今後は、同社およびSPC(Special Purpose Company:特別目的会社)として設立した別杵速見環境テクノロジーが引き続き運営・維持管理を行う予定だ。

これらは地球温暖化防止に向けCO2排出量の大幅削減のための更正工事で、環境省が推進する廃棄物発電や太陽光発電が導入された。熱回収施設から発生する焼却灰はセメントの原料として太平洋セメント株式会社大分工場で再利用されるため、最終処分場は建て替えず既存のまま利用される。

環境分野における世界のリーディングカンパニーとして

同社グループはごみ焼却施設については総合的なノウハウを有し、海外でも今年、韓国や中国、英国等、とりわけインドでは国内企業初の受注となるなど、同社グループ現地法人が今回同様ごみ焼却発電プラントをターンキー契約で一括受注した多くの実績をもつ。

同社は今後も、省エネやリサイクルを通じて地球温暖化防止、資源を無駄にしない資源循環型社会を構築するための一助として貢献したい意向だ。

【概要】1.発注者:別杵速見地域広域市町村圏事務組合(管理者:浜田 博 別府市長)
2.事業名:藤ヶ谷清掃センター更新事業
3.事業方式:DBO方式(Design:設計、Build:建設、Operate:運営)
4.施設概要:
(1)熱回収施設(ストーカ方式焼却炉:235t/日=117.5t/日×2炉)
(2)リサイクルセンター(処理能力:25t/日、処理方式:破砕、磁力選別、アルミ選別)
5.所在地:大分県別府市大字平道字藤ヶ谷次の333-3
6.運営期間:2014年6月15日~2029年6月14日(15年間)
(日立造船株式会社プレスリリースより)

▼外部リンク

 

日立造船株式会社 プレスリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/001290.html

別杵速見地域広域市町村圏事務組合
http://www.bekkihayami-oita.jp/

【過去のプレスリリース】
「韓国・中国向けごみ焼却施設を連続完工」
http://www.hitachizosen.co.jp/001171.html

「インド向けごみ焼却発電プラント建設工事を受注
~日本企業初となるインドでのゴミ発電」
http://www.hitachizosen.co.jp/001204.html

「英国向け8件目となるごみ焼却発電プラント建設工事を受注」
http://www.hitachizosen.co.jp/001257.html

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