シンガポールで国立大学発注工事を受注
鹿島建設は6月18日、シンガポール現地法人カジマ・オーバーシーズ・アジア(以下、KOA)が、国立シンガポール経営大学(SMU)の法学部棟新築工事を指名競争入札の結果、約120億円で受注したことを発表した。
市街地で交通量が非常に多いこと、保護指定された建物に隣接しているなど、厳しい施工条件下であったが、同社の施工管理や安全管理などの提案が高く評価され、受注に至ったとしている。
(画像はプレスリリースより)
工事概要
このプロジェクトは、市街中心地ブラスバサ地区にある「シンガポール経営大学」のキャンパス南側の敷地に法学部棟を新築するものだ。
施工延べ床面積38,668平方メートルを有し、地下2階地上6階建て、鉄筋コンクリート造。2014年6月に工事を開始し、2016年12月の完成をめざす。
なお、新築校舎には、講義室の他、模擬法廷が設置された教室棟と5階建て500人収容のドーム状の法科図書館が含まれる。
KOAのシンガポールにおける実績と評価
KOAでは、2012年に竣工したシンガポール国立技術教育機関の中央キャンパス及び本部棟をはじめ、シンガポール国内の大規模教育関連施設の工事を次々に受注し、現在も建設中だ。
また、2014年のシンガポール建設庁(BCA)アワードでは、公共施設・商業施設・生産施設、各部門でBCAアワード本賞を受賞しており、同社の工事・品質・安全管理が総合的に高く評価されたものだとしている。
▼外部リンク
鹿島建設・プレスリリース
http://www.kajima.co.jp/news/press/201406/18a1-j.htm