ごみ焼却発電プラント受注
日立造船は5月26日、Hitachi Zosen Inova AG(以下、HZI)が、英国で8件目となる、ごみ焼却発電プラントを、英国のごみ発電事業者であるMercia Waste Management(以下、事業者)より受注したことを発表した。
EUでは1999年に埋め立て規制に関する指令が採択されており、英国では今後もごみ焼却発電プラントの建設が期待されているという。
(画像は日立造船のホームページ)
受注概要
HZI は日立造船におけるスイスの100%子会社で、ごみ焼却発電プラントの設計、建設、保守などを手がけている。
今回受注した、ごみ焼却発電プラントはストーカ式焼却炉で、1日あたり624トンのごみを焼却するだけでなく、約21,000kWを発電し、一般家庭約2万世帯分の年間電力消費量を賄うことができるのが特長だ。
なお、英国中西部の廃棄物処分当局が、事業者にPFI方式によるごみ処理とごみ焼却発電プラントの建設・長期運営事業を委託したもので、HZIが、事業者よりターンキー契約でEPC工事を請け負った。納期は2017年2月の予定だという。
世界No.1へ
HZIは、欧米を中心にごみ焼却発電プラントを200カ所以上に納め、欧州におけるごみ焼却発電プラントのトップクラスメーカーとして活躍中だ。
日立造船は、HZIをはじめとする海外拠点との連携を強化し、環境事業における世界一を目指す構えだ。
▼外部リンク
日立造船・ニュースリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/release/2014/05/001257.html