社会インフラ事業拡大に向けて
三菱電機は、4月8日、神戸地区構内に建設していた「技術棟」が完成し、4月下旬から稼働を開始する予定であることを発表した。
近年、公共・電力・鉄道分野は、中長期的に拡大が見込まれる社会インフラシステム事業といわれている。
今回の技術棟稼働開始は、これらの需要増加のもと、エンジニアリング体制をさらに強化していくものだという。
(画像はニュースリリースより)
技術棟概要
新技術棟は兵庫県神戸市に2013年4月に着工、2014年3月に竣工した。鉄骨(S)造りで、地上7階、建築面積は2,250.70平方メートル、延べ床面積は15,626.42平方メートルである。
公共・鉄道の社会インフラ向け監視制御システムを手掛ける神戸製作所をはじめ、発電プラントシステム、粒子線治療装置を扱う電力システム製作所、系統変電システム製作所、と3部門から構成される。
棟内全フロアLED照明を設置し、トランス・空調機・回生電力機能付き昇降機や断熱複層ガラスなど、環境や省エネにも配慮した。なお、屋上を緑化することも予定されているという。
技術棟建設の利点
以前は地区内それぞれの場所で、担当技術者は設計開発をすすめてきたが、今回技術棟に集約したことで、業務が効率的に行われるメリットがある。
さらに空いたスペースに制御機器などを設置できるため、インフラ事業の需要増加に対応可能とし、三菱電機はさらなるエンジニアリング体制の強化をしていく構えだ。
▼外部リンク
三菱電機・ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/