清水建設株式会社(東京都中央区、社長:宮本 洋一)は、埼玉県久喜市での建設事業、物流施設『エスロジ久喜』が平成26年3月31日竣工したと発表した。
この施設は、同社が約65億円を投じて埼玉県久喜市の土地区画整理事業地内で進めてきた事業計画で、味の素物流株式会社(東京都中央区、社長:田中 宏幸)が一括賃借のうえ、東日本各拠点間の中間拠点、南関東一円の配送拠点として活用する。
『S・LOGI』は同社が開発、一括賃貸を前提としたBTS(ビルド・トゥ・スーツ)型のブランド物流施設で、「エスロジ久喜」は横浜、市川に次ぐ3棟目となる。
(画像はプレスリリースより)
「エスロジ久喜」は、久喜清久工業団地周辺土地区画整理事業地内に位置し、目下、国土交通省が進める3環状計画事業の一環である東京自動車道久喜ICや圏央道白岡菖蒲IC周辺の好立地だ。
JR・東武線久喜駅も近いため、施設の利用者、施設内労働者にとっても交通利便性が高く、物流施設の計画地として最適なロケーションだ。
施設仕様は床荷重1.5t/㎡、柱間隔10m以上、梁下有効高さ5.7m等、最新物流施設の基本スペックを満たし、震度6強の大地震に見舞われても継続使用できるよう、BCPに考慮した免震構造を備えている。
さらに、近年多発するゲリラ豪雨やハザードマップによる冠水高さを見越して床レベルを道路面より1m高くするなど、総合的防災力に優れた構造だ。
今後は、東京五輪を見据え首都圏を中心とした道路網の整備、IT普及に伴う通販・Eコマース市場拡大、企業のリストラ推進による施設統廃合などに伴い、首都圏では最新設備を搭載した高機能物流施設へのニーズが高まることが見込まれる。
同社は、今後も『S・LOGI』ブランドを積極的に展開、さらに複数テナント向けのマルチテナント型大型物流施設の開発も計画中だ。
特に、外環道、圏央道のIC周辺の物流適地に集中して高機能かつ先進的物流施設の投資開発を継続的に実施していく考えだ。
『エスロジ久喜』概要
▼外部リンク
清水建設株式会社 プレスリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2014/2013070.html
味の素物流株式会社
http://www.ab-kk.co.jp/
国土交通省関東地方整備局
『3環状-東京を変える道路、首都圏を変える道路』
http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/3kanjo/