三井住友建設は1月24日、バルコニー側の柱型と梁型を排除した高層板状マンション「Sulatto Neo(スラットネオ)」を発表した。
「Sulatto Neo」は、今までの柱と梁による構造フレームを見直し、バルコニー側の構造躯体を壁と床で構成する、新開発の「Neoフレーム」構法を採用したマンション。
「Sulatto Neo」の主な特徴は3つ。まず「柱と梁のない住空間」、2つ目は「板状外廊下形式のマンション」に適用可能であること、3つ目は「免震構造による安全性」が挙げられる。
(画像はニュースリリースより)
目障りなバルコニー側の柱型と梁型を取り払い、間口と天井いっぱいのフルサッシを設置できるようにした。高層マンションの最大の魅力である優れた眺望、開放感、明るさを備えたリビング空間を作り出す。
住戸と住戸の間の壁にも独自開発の梁型のない耐震壁を採用し、出っ張りの少ないフラットな住空間を実現した。
一般的な板状外廊下形式のマンションに適用できる、汎用性の高さも魅力だ。共用廊下側は従来通り、柱と梁によるラーメン構造なので、階段やエレベーターなどの共用部分にコア壁等を設ける必要もない。施工面でも特殊な工法は不要。施工条件などに応じて在来工法でも、プレキャスト工法でも自由に選ぶことができる。
建物の揺れを抑える免震構造を採用し、地上20階・高さ60m程度までの高層板状マンションなら、住む人はもちろんのこと、家具・家財への安全性を高めた。
今後は三井住友建設の主力商品として、高層マンション案件に積極的に提案していく方針だ。
▼外部リンク
三井住友建設株式会社のニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2014/01247361/