技術センターZEB実証棟に
大成建設株式会社は11月6日、設計基準強度300N/平方ミリメートル(Fc300)の大成スーパーコンクリート(Taisei sustainable and permanent concrete)を使用したプレキャスト柱(PCa柱) の製造・取り付けを行ったことを発表した。
(画像はプレスリリースより)
このPCa柱はすでに性能評価法を確立したTas-Fine(Taisei smart Fine column)にFc300を初適用したもの。大成建設プレキャストコンクリート工場で製造され、技術センターZEB実証棟新築工事にて取り付けが行われた。直径220mmの円形断面は高さ/径比17となっており、建築基準法の高さ/径比15を超えるスレンダーなものになっている。
Fc300適用のTas-Fineの特徴
世界最高強度Fc300適用のTas-Fineの特徴は以下の通り。
1.600mm径程度の正方形または断面に対して約1/3の細い断面で、鉛直荷重を支えることができる。そのため有効面積を増やすことができ、開放感のある大空間実現が可能となる。
2.地震時や火災時の構造安全性を高めた大成建設独自の接合工法と組み合わせることにより、地震時の損傷をなくし、火災時の座屈に対する構造安定性を充分に確保した柱が実現できる。
▼外部リンク
大成建設株式会社 ニュースリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2013/135329356050