JFEエンジニアリング株式会社(東京都千代田区)は、2日、岡山県倉敷市に建設した大規模太陽光発電所(メガソーラー)「鶴の浦ソーラーパワー」の竣工式を行ったことを発表した。
発電所の設備容量は7MW、年間発電量は650万kWhを想定しているという。
「鶴の浦ソーラーパワー」は、JFEスチール株式会社(東京都千代田区)が同地区に保有する旧社宅跡地に設置された。JFEエンジニアリングが100%出資して設立した特定目的会社の、JFEソーラーパワー倉敷株式会社(岡山県倉敷市)が事業主体となっている。
(画像はニュースリリースより)
このメガソーラーは、JFEスチールの西日本製鉄所内で電気工事を手掛けているJFE電制株式会社(東京都港区)が元請けとなっており、電気工事も担当。JFEグループの力を結集して建設されたものだ。
架台には、JFEスチールグループが、メガソーラー向けに新開発した超軽量鋼製架台システム「JFEソーラーアレイ」を採用した。
この架台は、風洞実験などを経て、極限まで軽量化されている。また、素材には、JFE鋼板株式会社(東京都品川区)の高耐食性溶融めっき鋼板「エコガル」を使用し、長期耐久性を確保。
さらに、基礎には鉄鋼スラグ水和物固化体「フェロフォーム」を使用してプレファブ化し、施工の合理化や、環境負荷の低減も実現した。
JFEグループでは、今後、太陽光だけでなく、地熱やバイオマス等を活用した発電の事業化を進めながら、これらのプラントの技術・ノウハウを他の事業者に提供することで、再生可能エネルギーの普及に取り組みたいとしている。
▼外部リンク
岡山県倉敷市でメガソーラー発電所の稼動開始
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2013/20131002120905.html
JFEエンジニアリング株式会社
http://www.jfe-eng.co.jp/