積水ハウス株式会社2月21日は、大阪市中央区に建設中の超高層分譲マンション「グランドメゾン上町台ザ・タワー」に、大阪ガス株式会社と共同で家庭用燃料電池エネファームtypeSを全戸に、スマートエネルギーハウス蓄電システム(SEH蓄電システム)を一部住戸に導入する、と発表した。
集合住宅においては、一住戸あたりの屋根面積が小さいため、太陽光発電システムの導入による大幅なCO2排出量の削減が困難である。
そこで、燃料電池の導入が考えられるが、従来の燃料電池は、設置スペース、居住者の使用状況により発電量が変化する、などの課題があった。
積水ハウスは、大阪ガスの小型化した家庭用燃料電池エネファームtypeSを導入することで、設置スペースの問題を解決した。
また、エネファームtypeSを24時間700Wの定格出力で運転し、高効率の電気機器を使用することで、購入電力量の削減に貢献する。余った電力は、大阪ガスに売電することができるという。
一部住戸においては、集合住宅に世界初となるエネファームtypeSとSEH蓄電システムの両方を設置する。余った電力をSEH蓄電システムに充電し、これを使用することで、購入電力量をさらに削減することができる。
また、両方の導入により、標準家庭で、年間CO2排出量を52%、購入電力を97%も大幅に削減できるとのこと。
なお、「グランドメゾン上町台ザ・タワー」は、敷地面積約3,200平方m、延床面積30,300平方m、鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造の40階建、総住戸数244戸の超高層分譲マンションである。
竣工は、2019年12月の予定とのこと。
(画像はプレスリリースより)
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積水ハウス株式会社のニュースリリース
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