主要幹線道路が合流する地点で、慢性的に渋滞が発生
2017年11月27日、JFEエンジニアリング株式会社、三井造船株式会社および戸田建設株式会社は、共同企業体を組成の上、スリランカ国道路開発庁から「ケラニ河新橋建設事業 パッケージ1 鋼製橋梁工区」（以下、同工事）を約200億円で受注し、2017年11月2日に契約を締結したと発表した。
同国最大都市であるコロンボ市内では経済発展に伴う交通量の増加により交通渋滞が深刻化しており、特に同市北部のケラニ河に架かる「新ケラニ橋」は、国道A1号線と国際空港へ通じる主要幹線道路が合流する地点で、交通のボトルネックとなっている。
工事の概要
同工事は、渋滞を解消して市民の往来と物流の円滑化を図るために、既存の「新ケラニ橋」に隣接して建設される新橋に連結する高架橋を建設するもので、本邦技術活用条件（Special Terms for Economic Partnership、STEP）円借款が適用される。
なお、STEPは、日本の優れた技術やノウハウを活用し、開発途上国への技術移転を通じて日本の「顔が見える援助」を促進するために導入された。
また、同工事は、都市部の狭小地において既存交通への影響を最小限に抑えるために、短工期で実施する必要がある難工事であることから、鋼製橋脚、鋼製曲線箱桁、合成床版など3社の優れた技術が採用されている。
（画像はプレスリリースより）
▼外部リンク
JFEエンジニアリング ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2017/20171127093254.html