日本自動車ターミナル株式会社は11月14日、東京都大田区平和島の京浜トラックターミナルに建設中の高機能型物流施設「ダイナベース」において、2018年7月の竣工を前に、賃貸借予約契約の締結により100%成約した、と発表した。
日本自動車ターミナルは、創立50周年記念プロジェクトとして、2016年6月から東京都大田区平和島の京浜トラックターミナルに高機能型物流施設「ダイナベース」を建設中である。
ダイナベースは、建築面積約20,000平方m、延床面積約97,000平方m、柱がプレキャスト・プレストレストコンクリート工法、梁が鉄骨造の免震構造で、40ftのコンテナ車が直接乗り入れできるダブルランプウェイを備えた、地上5階建の施設である。
東京都の災害時広域輸送基地に指定されており、災害対策として72時間対応の非常用自家発電設備等を設置し、企業のBCP(事業継続計画)対応を行った。
また、LED照明の採用、太陽光発電設備の設置、アメニティ設備の充実などが評価され、2018年7月の竣工前に、入居企業が決定した。
入居企業は、医薬品事業を展開する東邦ホールディングス株式会社他2社である。東邦ホールディングスは、品川区にある医療用医薬品を取扱う「TBC東京」と大田区にある検査薬を取扱う「WILL平和島」の2つの物流センターを移転・集約し、「総合物流センター」として活用する。
日本自動車ターミナルは、葛西トラックターミナルにおいてオーダーメイド型物流施設のパートナー企業を募集中で、また、板橋トラックターミナルの全体再開発の計画を策定し2021年の着工を目指しているとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日本自動車ターミナル株式会社のニュースリリース
https://j-m-t.co.jp/topics/pdf/news20171114.pdf