積水ハウス株式会社は11月8日、愛知県名古屋市千種区において、国内初の全住戸ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)の高級分譲マンション「グランドメゾン覚王山菊坂町」を11月11日より分譲開始する、と発表した。
ZEHとは、「快適な室内環境」と「年間で消費する住宅のエネルギー量が正味で概ねゼロ以下」を同時に実現する住宅のこと。
集合住宅は、住宅戸数当たりの屋根面積が小さく太陽光パネルを十分に設置できないことから、経済産業省の「ZEHロードマップ検討委員会」が定めた要件をクリアすることが困難なため、ZEH普及目標の対象外である。
グランドメゾン覚王山菊坂町は、省エネと創エネを同時に行うことで、全住戸のZEH基準を満たし、住宅の省エネ性能を評価する「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」のZEH基準適合評価を住戸単位で取得した。
省エネとして、LED照明、窓にアルゴンガス封入複層ガラス、HEMS、高断熱玄関ドアなどを採用し、住戸単位で断熱性能を約1.4~1.5倍に高めた。
創エネでは、各住戸に平均4kWの太陽光発電システムと燃料電池「エネファーム」を設置した。
グランドメゾン覚王山菊坂町は、敷地面積約940平方m、延床面積約1,800平方m、鉄筋コンクリート造の地上3階、地下1階建のマンション。総戸数は、12戸である。
設計・監理は株式会社計画工房、施工は株式会社鴻池組が担う。売主は、積水ハウス。
2019年2月下旬に完成予定で、4月下旬入居予定とのこと。なお、2017年11月11日より販売を開始する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
積水ハウス株式会社のプレスリリース
http://www.sekisuihouse.co.jp/