2×4工法構造材に熊本県産材を使用した医療施設
三井ホーム株式会社は10月11日、熊本県熊本市に2×4工法構造材として熊本県産材を用いた安全・安心な医療施設「みらいこどもクリニック」が上棟した、と発表した。
2×4工法に加え、制震システム「VAX」を採用
熊本県は地元県産材の利用体制が進んでおり、三井ホームは、今年度県内施工の戸建住宅の約7割に県産材を使用している。
みらいこどもクリニックの建設に際しては、事業主の希望を受けて、2×4工法の主要構造材である壁部分を構成する縦枠材(スタッド)の全量に、熊本県産材を使用した。
また、熊本地震の経験から、地域の防災拠点としたいという事業主の意向を受け、三井ホーム独自の制震システム「VAX」(Vibration Absorbing Xbar)を設置した。
VAXは、制震壁と耐力壁を両立させたツーバイフォー工法用制震装置で、高い耐震性と制震性を実現している。一般的な2×4工法の建築物と比べ、地震時の建物の揺れを2階床で最大80%程度低減する、という。
みらいこどもクリニックは、敷地面積782.59平方m、延床面積403.72平方m、地上2階建の小児科医院併用住宅である。
設計・施工は、三井ホームが担当し、2017年11月8日完成予定とのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三井ホーム株式会社のニュースリリース
http://www.mitsuihome.co.jp/