ラオス国より漁業養殖研究開発強化計画を受注
株式会社熊谷組は9月20日、ラオス人民民主共和国農林省より「漁業養殖研究開発強化計画」を受注した、と発表した。
工事価格約5.45億円の養殖開発施設を新設
インドシナ半島の内陸部に位置するラオス国は、淡水魚を主体とする水産物が主要な動物性タンパク質摂取源で、生産量のうち養殖が約74%を占めている。しかし、国内の稚魚生産量が不十分で、3~4割は近隣国からの輸入である。
日本政府は、2015年6月ラオス国と贈与契約を締結し、養殖漁業技術の改善と種苗生産体制の強化を目的に、7.14億円の開発援助(ODA)を行うこととした。
漁業養殖研究開発強化計画では、首都ビエンチャン市中心部から車で北へ約1時間のナムスワンに位置する、既存施設ナムスワン養殖センター内に、養殖開発施設であるナムスワン養殖開発センター(NADC)を新設する。
熊谷組は、ラオス国農林省より、施設の建設工事を受注した。
事務・研修棟は、延べ床面積661.2平方m、鉄筋コンクリート造の2階建。宿泊棟は、延べ床面積883.4平方m、鉄筋コンクリート造の2階建。種苗生産棟は、延べ床面積146.8平方m、鉄筋コンクリート造の平屋。
高架水槽は面積53.4平方m、建物を入れた面積は1744.8平方m。ミジンコ培養槽の面積は178平方m、6か所の親魚池・中間育成池の面積は2,822平方m、などである。
工事価格は約5.45億円で、2018年6月に完成予定とのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社熊谷組のニュースリリース
http://www.kumagaigumi.co.jp/press/2017/pr_170920_1.html