阪急電鉄の民間都市再生事業計画を認定
国土交通省は7月20日、阪急電鉄株式会社の民間都市再生事業計画「神戸阪急ビル東館建替及び西館リニューアル計画」を、都市再生特別措置法の規定により認定した、と発表した。
都市再生特別措置法に基づく認定を受けた民間事業者は、金融支援・税制支援などを受けることができる。
地上6階建の旧神戸阪急ビルを29階建高層複合ビルに再生
再生事業は、兵庫県神戸市中央区北長狭通に位置する老朽化した神戸阪急ビルの東館の建替と西館のリニューアルを行い、神戸のランドマークの再生と、神戸の中心地である三宮周辺地区の業務・宿泊・商業機能の強化を図るもの。
計画地は、阪急神戸三宮駅、阪神神戸三宮駅、神戸市営地下鉄三宮駅、JR三ノ宮駅、ポートライナー三宮駅の5駅が近接し、三宮地区の鉄道交通網の結節点でもある。
計画では、阪急神戸三宮駅の再整備と一体的に行い、神戸市営地下鉄との相互乗換えを便利にし、快適な公共空間を創出する。
計画地の敷地面積は約7,100平方m、建築面積約6,400平方m、延べ床面積約35,000平方mで、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造の棟屋2階、棟屋3階、地上29階の高層複合ビルを建設する。
ビルの低層部は商業施設、4階~5階はオフィス、17階~28階は阪急阪神ホテルズが展開するホテル「remm(レム)」が入居予定という。
すでに7月3日から工事を開始しており、2021年5月30日開業予定とのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001194082.pdf