住友商事株式会社は4月27日、東京都千代田区神田錦町二丁目において、「(仮称)神田錦町二丁目計画」の新築工事に5月1日より着手する、と発表した。
プロジェクトは、住友商事単独の不動産事業として過去最大規模の総事業費1,000億円超、となる。
プロジェクトの計画地は、東京都千代田区神田錦町二丁目に位置する、東京電機大学神田キャンパスおよび神田警察署の跡地である。
プロジェクトには、2013年3月千代田区策定の「神田警察通り沿道賑わいガイドライン」において、「神田警察通りのヘソとして人を惹きつける文化・交流拠点の形成」が求められているとのこと。
敷地面積9,761.29平方mに、建築面積5,020.25平方m、延床面積85,351.58平方mの、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)、高さ120.85m、地上21階、地下1階、塔屋2階のオフィスビルを建設する。
株式会社日建設計が設計し、株式会社大林組が施工する。
1階には飲食・物販店舗の商業施設を中心に、2階に多目的ホール、3階に貸会議室を設け、ライブやコンサートの開催が可能な施設を提供する。5~21階は、オフィスとする。
屋外には、3,600平方mを超えるオープンスペースを設け、地域の祭りなど屋外イベントに利用できるエリアとし、地域の賑わいを創出する。
プロジェクトには、東京電力グループのプレミアムグリッドサービスを、日本で初めて導入する。災害停電時など非常時に、東京電力グループの系統ネットワークを活用し、非常用発電機から住友商事が運営する複数の周辺ビルへ電力を供給・融通する。
また、大規模災害時には、建物の一部を開放し、帰宅困難者最大850人を受け入れ、周辺地域の防災機能の強化にも貢献する、という。
プロジェクトは、2020年3月末に完了予定とのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
住友商事株式会社のニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=29969