バイオマス燃料にEFBを採用
JFEエンジニアリングは4月7日、大船渡発電から発電プラントのEPCを受注したと発表した。
大船渡発電が岩手県大船渡市の太平洋セメント 大船渡工場の敷地内に計画している発電プラントで、出力は7万5,000キロワット。
JFEエンジニアリングが提携しているフィンランドのバルメット社が製造した循環流動層(CFB)ボイラと再熱復水蒸気タービン発電機を採用し、PKS(パームヤシの実からの搾油時に発生する殻)、EFB(パームヤシの房から実を取り出した後に残る空果房)、石炭を燃料に発電する。
燃料の選択肢の拡大を図るための技術開発に取り組む方針
今回燃料として採用すEFBは、PKSを上回るエネルギー賦存量がある燃料として注目されているが、その取り扱いが難しいため国内ではあまり利用されてこなかった。
JFEエンジニアリングでは今回の受注を機に、Valmet社と共同で技術開発を進めていき、これまで困難とされていたバイオマス燃料や廃棄物系燃料の適用の拡大を図っていく方針だ。
燃料の選択肢の多様化を実現して発電所の競争力向上と燃料の安定調達を実現するとともに、
高効率の発電所の建設を通して、これからも省資源、低炭素社会の形成に貢献してまいります
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と述べている。
(画像は、JFEエンジニアリングのホームページより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング株式会社のプレスリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2017/20170407080543.html