清水建設、ガーナ共和国で野口記念医学研究所先端感染症研究センター建設を受注

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清水建設、ガーナ共和国で野口記念医学研究所先端感染症研究センター建設を受注

2017年04月04日 19:00

野口記念医学研究所先端感染症研究センター建設を受注

清水建設株式会社は3月29日、ガーナ共和国において、野口記念医学研究所先端感染症研究センター建設計画を受注し、近く着工する、と発表した。

国際協力機構(JICA)は、2016年5月19日、ガーナ共和国政府との間で「野口記念医学研究所先端感染症研究センター建設計画」を対象として、22億8,500万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結した。

BSL3実験室を完備し危険度の高い病原体を扱う

ガーナ共和国では、気管支炎、マラリア、HIV/エイズ、下痢症などの感染症が主要疾病の7割以上を占め、感染症対策が重要な医療政策の一つとなっている。

野口記念医学研究所は、日本のODAにより、1979年ガーナ大学付属の感染症対策研究施設として建設されたが、近年施設の老朽化・手狭に伴い、新たに先端感染症研究センターを建設することとなった。

野口記念医学研究所先端感染症研究センター建設計画は、ガーナ共和国アクラ市のガーナ大学敷地内に、延床面積約4,969平方メートルの鉄筋コンクリート造、一部3階・地上2階建のビルを建設するもの。

設計と監理は、株式会社日本設計と株式会社フジタプランニングが担い、清水建設が施工する。

研究センターには、BSL3(バイオセーフティレベル3)実験室を完備して、エボラ出血熱など危険度の高い病原体を扱う。また、高度で先進的な研究を安全に行うため、ウイルス学研究実験室、細菌研究実験室、免疫研究実験室、分子生物学実験室など、最先端の実験施設を整備する。

2017年3月に着工し、2018年7月の竣工を目指す。

清水建設は、クリーンルームなど、研究・医療施設で培ってきた技術やノウハウを生かし、ガーナの感染症対策に貢献するという。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

清水建設株式会社のニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2017/2016060.html

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