戸田建設、環境にやさしい「スラグリート(R)」を建築構造物に初適用

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戸田建設、環境にやさしい「スラグリート(R)」を建築構造物に初適用

2017年03月29日 00:15

地球保全の取り組み

戸田建設は、3月24日、同社筑波技術研究所に建設中の環境技術実証棟の一部に、低炭素型コンクリート「スラグリート(R)」を適用し、建設時の二酸化炭素(CO2)排出量を削減したことを発表した。

なお、この環境技術実証棟は、建築物の省エネルギー化やZEB実現に向けた技術を検証するために計画された建物で、環境負荷の少ない建物として期待が寄せられている。

「スラグリート(R)」の概要

「スラグリート(R)」は、西松建設等と共同開発。製鉄所の副産物である高炉スラグ微粉末を、セメント質量の70~90%置換で高含有した、セメント使用量の極めて少ない、環境にやさしいコンクリートだ。

セメントは、コンクリート製造時に、CO2の主たる排出源となるのがデメリット。このセメント使用量を大幅に削減することで、一般コンクリートと比較して、CO2排出量を最大70%低減できる。

また、施工性能も一般コンクリートと同程度を有するうえ、圧縮強度や耐久性能も維持することが特徴だ。

環境技術実証棟に初適用

同社は、環境配慮型技術を盛り込んだ「スラグリート(R)」を今回、建築現場として、環境技術実証棟に初適用した。

今後、地球温暖化対策や低炭素型社会実現に向けた取り組みに貢献するべく、この技術を幅広く展開していく方針である。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

戸田建設 プレスリリース
http://www.toda.co.jp/news/2017/20170324.html

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