「(仮称)麹町四丁目計画」の建物本体工事に着手
住友不動産株式会社は2月27日、東京都千代田区麹町における「(仮称)麹町四丁目計画」について、建物本体工事に着手した、と発表した。
(仮称)麹町四丁目計画は、JR・地下鉄の4駅6路線が利用可能で交通利便性が高い好立地にある、東京都千代田区麹町四丁目において、東京都特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を図るものである。
この地区は、東京都が、災害時首都機能維持のため極めて重要な道路「特定緊急輸送道路」に指定した、新宿通り(国道20号線)沿いに位置している。
計画は、従来の旧耐震基準のビル4棟、木造住宅2棟の計6棟の複数ビルを建替え、再開発を行う。
新たに、敷地面積1,683.70平方m(509.3坪)に、延床面積13,487.21平方m(4,079.8坪)のS造・一部RC造・SRC造で免震構造をもった地上10階建、地下1階、高さ52.77mの複合ビルを建設する。
設計は株式会社INA 新建築研究所、施工は清水建設株式会社が行う。
平成30年4月末の竣工を予定している。
三重のバックアップで停電リスクを回避
建設するビルは、万が一の事故や災害に備え、2回線受電方式、送電停止の場合中圧ガスを用いた最低10日間以上の発電、ガス供給停止の場合非常用発電機による72時間電力供給、と三重のバックアップで停電リスクを回避する設備を設置する。
また、入居テナントのBCP対応のため、EV自動仮復旧システムを採用し、地下1階に防災備蓄倉庫を設けた。
(画像はプレスリリースより)
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住友不動産株式会社のニュースリリース
http://www.sumitomo-rd.co.jp/