鹿島道路は、11月7日、一般的なアスファルト舗装より優れ、半たわみ性舗装に対抗できる「AKD舗装」を商品化したことを明らかにした。
最終確認施工として、一般国道125号本線、バス停、民間工場構内等の施設における作業性と施工性、ひび割れの有無等を検証。良好な結果が得られたという。
「AKD舗装」の概要
「AKD舗装」は、一般的なアスファルト合材に、AKD用特殊添加材を投入・混合して製造。
施工は、一般的なアスファルト混合物を舗設する時と同じ機械でできるため、特殊な設備は不要だ。さらに、価格は、半たわみ性舗装の同等以下。作業時間も半分以下で済むのがメリットである。
性能面での特長は、まず、一般的なアスファルト舗装の弱点を克服したことが挙げられ、具体的には、舗装温度が高い時の輪荷重によるわだち掘れの発生、油の浸入による軟化や劣化を抑制する。
また、耐油性能は半たわみ性舗装と同程度を有し、ねじり抵抗および耐流動性能については、改質II型アスファルト混合物の約2倍まで引き上げられた。
目標は年間約2,000トン
同社は、施工品質確保の観点から、「AKD舗装」について、材工一体での営業展開を図りたい考えだ。
なお、初年度の合材出荷量として年間2,000トン程度を見込み、今後、トラックターミナル、バスロータリー、コンテナヤード、重交通の道路、パーキングエリア、荷捌きヤード等へ適用していきたいとしている。
▼外部リンク
鹿島道路 プレスリリース(日経プレスリリース)
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