外壁タイルの剥落防止工法
アイカ工業株式会社は10月12日、「ダイナミックレジンタフレジンクリアガード工法」にて、押出成形セメント下地への対応を開始したと発表した。
集合住宅や特定されている建築物の外壁を改修する場合は10年毎の検査が義務化されている。そのため現在は、外壁タイルの剥落防止工法を希望するケースが増加している。
ダイナミックレジンタフレジンクリアガード工法
アイカ工業は、高い透明性・塗膜強度・耐候性がある「ダイナミックレジンタフレジンクリアガード工法」を提供してきたのだが、適応範囲についてはRC・PCaだけに限定していた。
押出成形セメント板は中空構造であることによって、軽量で遮音性が高いという特長がある。しかし中空構造であるため、クリアガード工法を行った場合は穿孔後の樹脂注入工程で樹脂が中空部へ流れ出てしまうことから、躯体とアンカーピンを一体化させることはできなかった。
そのため今回新たに、アイカの注入口付きアンカーピンを開発した。これによって注入した樹脂は、中空部へ流れ出てしまうという状況にはならない。そのうえ効率的に充填する事ができるようになるため、押出成形セメント下地にも対応することができるようになった。
ダイナミックレジンタフレジンクリアガード工法の特長としては、長時間の紫外線照射でも塗膜の変色が少なく、水系アクリル樹脂よりも耐候性に優れているという点だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
アイカ工業株式会社 ニュースリリース
http://www.aica.co.jp/