海外で病院事業を展開
日揮は、9月20日、カンボジア プノンペン市内にて建設を進めてきた日本式病院「サンライズジャパンホスピタル」が完成したことを発表した。
同社は、2014年1月、同市において、産業革新機構およびKitahara Medical Strategies Internationalと合弁にて事業会社Sunrise Healthcare Service社を設立。同国の病院事業に着手したという。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、日本式医療の海外展開に沿った取り組みで、日本政府が進める「日本再興戦略」の一環。
「サンライズジャパンホスピタル」は、敷地面積7,340平方メートル、延べ床面積4,788平方メートル、病床数は50床を確保した鉄筋コンクリート造4階建ての日本式病院だ。
脳神経外科および循環器内科を中心に救命救急機能を有し、日本の医療機器を数多く導入。カンボジア国民や在留外国人に、日本人医師が主導する質の高い医療サービスを提供するとともに、同国の医療水準向上に貢献ものとして期待が寄せられている。
なお、今年10月に開院する予定だ。
世界各地域の医療ニーズに対応
現在、同国では、より高度な医療サービスを求め、年間21万人の患者が近隣諸国に流出しているという。
同社は、日本国内で培った医療分野における数多くの実績や知見を踏まえ、現在、海外での医療事業拡大を目指している。
世界各地域で高まる高度な医療への需要に基づき、今後も、対象地域のニーズに合わせた病院の設計・建設、病院事業の運営を通じて、地域の医療水準の向上に貢献していく方針だ。
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