パーティクルボード
パーティクルボードとは木質の建材の一種で、木材の廃材や建築解体材、小径木などが原料に使われている。細かくした木材の破片に合成樹脂接着剤を加え、高温かつ高圧をかけて成形する。
パーティクルボードは、主に床や壁の下地材として使われる。また、表面に化粧板を貼ることで家具の原材料にも使われる。かつては音響用スピーカーの素材としても用いられた。
木材の破片を繋ぎ合わせてつくる建材は、プレスする木材の破片の大きさによって大きく3種類に分類される。パーティクルボードよりも大きな木片を用いた建材は「配向性ストランドボード(OSB)」と呼ばれ、パーティクルボードよりも小さな木材を用いた建材は「中密度繊維板(MDF)」と呼ばれる。
パーティクルボードの特徴は、以下の通りである。
■長所
・価格が安い。
・品質や厚みにムラがない。
■短所
・小口(パーティクルボードの断面)が粗い。
・釘やネジを保持する力が弱い。
・水や湿度に弱い。