ロードローラー
ロードローラーとは、建設現場で地面を押し固めるために用いられる建設機械の一種。鉄輪ローラ、スムーズローラーともいわれる。官公庁が作成する文書などでは締固め用機械(しめかためようきかい)と呼ばれることもある。
道路を作る際や、建物の基礎工事のときに、土壌やコンクリート、アスファルトなどを押し固めるために用いられる。
ロードローラーは、大重量の車体と、接地面積が大きい車輪が組み合わさってできている。大重量の車体で地面に圧力をかけながら走行することにより、軟らかい地面を固める。
ロードローラーを運転するためには、大型特殊免許と締固め用機械運転者の資格の両方が必要である。締固め用機械運転者の資格で運転できる乗り物に重量制限はなく、一度取得すればどんなロードローラーでも操作できる。
■ロードローラーの種類
それぞれが異なる特性を持っており、使用目的も若干異なる。
・マカダム式ロードローラー
車輪(鉄輪)の配置の仕方が三輪車と同じ、三輪式のロードローラー。路面を平坦に仕上げたいときによく用いられる。
・タンデム式ロードローラー
車体と同じ幅の車輪(鉄輪)が前後に1つずつついたロードローラー。アスファルト舗装の表層仕上げによく用いられる。
・タイヤ式ロードローラー
空気入りのタイヤを横一列に配置した車軸を前後に設置したロードローラー。タイヤローラーともいわれる。アスファルト舗装の表層仕上げや、二次転圧(圧力を掛けること)に優れている。
・ハンドガイド式ロードローラー
手押し型のロードローラー。振動ローラーとも言われる。鉄輪や機体にバイブレーション装置が備わっており、振動しながら地面に圧力をかけることで、より高い締固め効果を発揮する。
・コンバインド式
鉄輪とタイヤの両方を備えたロードローラー。鉄輪にはバイブレーション機能がついており、振動によって高い締固め効果を発揮する。
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