レイタンスとは

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レイタンス

レイタンスとは、生コンクリート(フレッシュコンクリート)内に含まれるセメントの微粒子や骨材の微粒子が、コンクリート表面に形成する多孔質で脆弱な層。
レイタンスは、ブリーディング水(コンクリート内の固形材料が沈降することで、コンクリート表面に上がってくる水分)と共に発生することが多く、コンクリートをつくる際に必要以上の加水が行われた場合は特に発生しやすい。

レイタンスブリーディング水共に、コンクリート打ち継ぎの際にコンクリート同士の付着を妨げてしまう。またひび割れの原因となることが多い。
そのため、レイタンスは発見次第除去する必要がある。

レイタンスを処理するための方法には、以下のようなものがある。

・はつり
電動ハンマーなどで、レイタンスを削り取る方法。大型構造物に発生したレイタンスの処理には向かない。

・ブラッシング
ワイヤーブラシなどで、レイタンスをこすり落とす方法。大型構造物に発生したレイタンスの処理には無かない。

・凝結遅延剤を用いて除去する
凝結遅延剤を塗布、または散布してレイタンスの凝結を遅らせる。その後、高圧洗浄機を用いてレイタンスを洗い流す方法。

・特殊合成樹脂エマルジョンを用いて除去する
コンクリートに特殊合成樹脂エマルジョンを散布する。レイタンスを含めたコンクリート表面すべてをポリマーコーティングすることでレイタンス層を強化し、ひび割れなどを防ぐ方法。
レイタンスを洗い流す必要がない処理方法のため、水が使用できない構造物のレイタンス処理の際に用いられる方法である。

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