人研ぎ
人研ぎ(じんとぎ)とは、セメントなどに種石(天然石を細かく砕いたもの)と顔料を混ぜ固め、仕上げに研磨してつくる人造石。また、その研磨作業そのものを指す。「人造石塗り研ぎ出し仕上げ」の略称であり、テラゾー(人造大理石)の別称としても使われる。じんとき、ジントキともいわれる。
人研ぎが生産され始めた頃の研磨作業は左官職人の手作業によって行われていたが、現在ではグラインダー(工作物を磨いたり削ったりする機械)などを用いて作ることがほとんどである。
■人研ぎの使用例
研磨作業が必要なため、曲線などが多い複雑な構造物には向かない。主に床材や壁材、テーブルなど、板状の製品をつくる際に用いられる。