笑い目地
笑い目地とは、石を使った壁を造作した場合に、目地の表面が少し口を開けた状態の目地のことである。レンガ壁などに多く見られる。
笑い目地は、表面は開いているが、少し奥では開きの幅が狭くなっている。笑うと口が自然と開くので、奥はついているが隙間が開いている状態を、人が笑った口に似ていることからそう呼ばれるようになった。
笑い目地とは反対に、目地を極力目立たなせないようにしたものを「眠り目地」と言う。
■目地の種類
・笑い目地…石積み壁の目地の表面が少し口を開けた状態の目地。
・眠り目地…同じ材料同士を、隙間を開けずに密接させた目地。
・化粧目地…継ぎ目を装飾的に処理したもので、出目地、平目地、入込み目地などの種類がある。
・伸縮目地…温度変化による膨張・収縮などによる亀裂の影響を最小限にとどめるために、コンクリートなどの目地を伸縮しやすい素材で繋いだ張り方。