広範囲な土木分野を支援するソフトウェアおよびソリューションを提供するフォーラムエイトは、今月28日に土木構造物CADソフト「深礎フレームの設計・3D配筋」をリリースした。
この製品は、従来から提供していた斜面上の組杭深礎基礎、単杭の深礎杭などの設計計算プログラム「深礎フレーム」の、3D配筋や3DCADをサポートするソフトである。
新製品の特長は、構造物の設計・図面生成を行うと同時に、3D配筋の元となるモデルを作成。3D配筋CADへの読み込みにより、躯体や鉄筋の自動生成ならびに編集機能や干渉チェックが可能となっている。
さらに施工現場では、「3D配筋CAD for SaaS」アプリを用い、スマートフォンやタブレットを使ってリアルタイムでの利用が可能で、その仕様は、Advanced、Standard、Liteの3グレード構成となっている。
まずベーシックなLiteの機能は、CAD機能に対応。底版照査機能の拡張、NEXCO設計要領第二集の落橋防止構造荷重によるレベル2地震時照査に対応。さらにStandardは、ライナープレートとモルタルライニングの混合土留めに対応。最も多機能なAdvancedは、立体解析による荷重分担率算定機能を強化版が追加されている。
それぞれ価格は税別で、Liteが400,000円。Standardが470,000円。Advancedが570,000円。同社は、さらに来年中に3D配筋CADおよび3DCAD Studioのバージョンアップも予定しており、CIMを意識した新製品の開発を強化していく構えだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
フォーラムエイト プレスリリース
http://www.forum8.co.jp/forum8/press/press161028.htm