管工事施工管理技士の求人ニーズは引き続き高い状況が続いており、この傾向は2014年を通して続きそうです。
専門工事会社のほか、マンション・ビルなどの不動産管理会社、メーカー、プラント分野で、機械設備に関する施工管理が求められているのです。
専門工事会社(サブコン)
空調・給排水工事を主体とする専門工事会社では以前から管工事施工管理が不足しており、この傾向は一層強まっています。既存設備の入れ替え需要など、ストック工事が増えている影響で、メンテナンス企業での募集も活発化しています。
総合建設会社(ゼネコン)
先日ご紹介した記事からも分かるように、これまであまり積極採用をしてこなかったゼネコンが現在積極採用を展開しています。従来、ゼネコンの設備部は社員数が少なく、設備系の施工管理の募集が出ていること自体が知られていないため、増員に苦労しています。
ゼネコンに転職すれば、電気工事だけでなく建築工程も携わることができ、また電気工事も担当できる点が、専門工事会社と大きく異なります。
さらに、専門工事会社のマネジメントを行う立場にありますから、プロジェクトをマネジメントするスキルも身につけることができます。
不動産管理会社
不動産価値を上げて入居者を確保するため、不動産管理会社各社は改修工事に力を入れています。省エネルギー対策として助成金が出るなど政策の後押しもあり、改修工事や更新工事の受注数は増加傾向にあります。そのため、自社物件の機械設備の入れ替えや省エネ提案をオーナーに行い、工事を監理する有資格者の採用ニーズが高まっています。
施主に近い立場で、工事の必要性の検討から、計画、施工、点検、メンテナンスまで、一連の流れを見ることができるのが専門工事会社と大きく異なる点です。
メーカー、プラント分野
食品、医薬品、化学、石油・ガスなどのエネルギー関連では、発注者側で工事監理のニーズが高まっています。新たな工場の新設をするのではなく、投資リスクを最小限に抑えながら、既存工場の生産能力を上げてマーケットにおけるシェア拡大とコストダウンを図るためです。
また、プラントメーカーやプラントエンジニアリング会社では、そういった客先工場のニーズに対応するかたちで、老朽化した機械設備を更新するなど、既存設備の入れ替え工事をメインで担当する施工管理を求めるケースが増えています。
このように、管工事施工管理を求めるニーズは2014年も続く見込みです。
施工管理経験があれば扱ってきた物件規規模を問わない企業や、2級管工事施工管理技士や経験の浅い方でも採用する企業も少なくなく、採用枠が広がっている状況です。
今なら、仕事内容、待遇、勤務地など、様々な希望に合う企業を選びやすいといえます。無料転職支援にご相談いただければ、希望に合う企業を探してご紹介します。お気軽にご利用ください。
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