アズビル株式会社は、8月8日に大規模住宅向けの床置き型室内機の全館空調システムを10月1日より販売開始すると発表した。1システムの空調機で家中を冷房、暖房、換気、空気清浄、除湿する一般戸建て住宅用全館空調システム「きくばり」に、床面積45坪~65坪前後の住宅向けで床置き型室内機の新システム「きくばりs(エス)シリーズ」をラインアップに加える。
床面積45坪~60坪前後の住宅向けで床置き型(4~6馬力)で、空気清浄として電子式エアクリーナを標準搭載する。PM2.5を99%除去する。電力料金単価の安い低圧電力(三相電源)を使用可能で、住宅を2つの空調エリアに分けてエリアごとに温度調節が可能となる。除湿は「再熱除湿」「弱冷房除湿」の2つのモードを使用可能である。
この度販売を開始した「きくばりs(エス)シリーズ」は、住宅の規模によらず、フラット屋根や屋根の傾斜が少なく屋根裏のスペースが小さい住宅でも全館空調システムの導入が容易な床置き型のシステムで、共用部に機械室を設けて空調室内機を設置する。お客様のご希望に合わせて屋根裏のスペースを別の用途(ロフトや収納など)に活用できる。
居室はもちろんのこと、廊下や脱衣所も含めた「温度のバリアフリー」を実現できるので、快適なだけでなく、ヒートショックの原因となる住宅内の温度差の軽減にもつながる。また、近年多く報道されているPM2.5を含む粉じんに対して高い空気清浄能力を有するなどの特長があり、その快適性から1997年の発売以来、累計販売台数は7,000台を超えている。
(画像はプレスリリースより)
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アズビル株式会社 ニュースリリース
http://www.azbil.com/jp/news/160808.html