「(仮称)OH-1計画」にHiDAX-Rが採用
鹿島建設は8月8日、独自開発の新世代制震オイルダンパー「HiDAX-R(Revolution)」が、三井物産と三井不動産が東京都千代田区大手町一丁目2番地区で進めている開発事業「(仮称)OH-1計画」に採用されたと発表した。
「(仮称)OH-1計画」は、2棟のオフィスビルを中心とした大規模複合開発で、延床面積が約36万平米と、都内でも有数の超大型再開発プロジェクトである。HiDAX-Rは建設される2棟の建物に採用される。
振動エネルギーで揺れを低減
HiDAX-Rは、世界初となる振動エネルギー回生システムVERS (Vibration Energy Recovery System)を搭載した制震オイルダンパー。
自動車のブレーキ制御などに用いられる「エネルギー回生システム」の原理を建築物に応用したもので、地震による振動エネルギーを補助タンクに蓄え、そのエネルギーをダンパーの制震効率を高めるアシスト力として利用し、世界最高水準の制震効率を発揮する。
鹿島建設は、
今回の採用にあたっては、このHiDAX-Rが風揺れから震度7の大地震まで幅広い効果を発揮すること、特に、頻度の高い震度4~5クラスの地震や長周期地震動等に対し、揺れ幅の低減や短時間での振動の収束に高い効果を発揮する
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と述べている。
なおHiDAX-Rの採用は、現在都内で建設中の大規模プロジェクト3件に続き、今回の採用で4件目となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
鹿島建設株式会社のプレスリリース
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