導水・送水用ダクタイル鋳鉄管敷設工事
クボタグループの株式会社クボタ工建は、同社が責任施工会社となるJVを韓国のコロン・グローバル株式会社と組み、バングラデシュ国のチッタゴン上下水道公社より、カルナフリ上水道整備計画(2期工事)における「導水・送水管用ダクタイル鋳鉄管敷設工事」を114億円で受注した。
同社は、2011年より開始された1期工事の内、「導水・送水管用ダクタイル鋳鉄管敷設工事」(鋳鉄管 敷設延長68キロメートル)を受注し完成。その実績と経験を元に、第2期工事の受注に成功した。
計画の概要
2期工事は、先行する1期工事に続き、2013年3月に日本政府の約348億円の円借款による事業の一環。
同事業を含め、ダッカ市を始めとするバングラデシュの主要4都市にいて、上水道普及率を、2005年の65%から2025年に90%、2050年に95%に上げることが事業の目標だ。
施工場所のチッタゴン市は、ダッカ市に次ぐ第2の都市で人口約270万人。同国の総輸出入量の90パーセントを取り扱う商業都市。
現在、1期工事の完成により、給水能力の増強は進んだが、今後増加が見込まれる人口に対応した水需要と、効率的な水利用のために、更なる給水能力の増強が課題となっている。
導水・送水管用ダクタイル鋳鉄管敷設工事では、導水・送水管を約35キロメートルにわたり敷設。適用するダクタイル鋳鉄管は、株式会社クボタが製造・供給し、工期は36か月の予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社クボタ プレスリリース
http://www.kubota.co.jp/