日本のODA案件で施工を手掛ける
三井住友建設は21日、タンザニアのダルエスサラーム市にて「タザラ交差点改良計画」工事の定礎式を実施したと発表した。
同工事は日本の政府開発援助(ODA)による無償資金協力プロジェクトで、16日に執り行われた式にはタンザニア側からマグフリ大統領ら、日本側からは吉田雅治駐タンザニア日本大使らがそれぞれ出席した。
約48億円規模、2018年10月の完工を予定
三井住友建設が施工を手掛ける同工事は、タンザニア最大の都市ダルエスサラーム市に位置するタザラ交差点を立体化するというもの。完成すれば、同国初の立体交差点となる見通しだ。
工事に当たってはPC箱桁橋とホロースラブ橋それぞれ2橋を架ける計画で、請負金額は約48億円。2018年10月の完工を目指す。
社会問題化する交通の混雑を解消
ダルエスサラーム市はタンザニアをはじめとする東アフリカの諸国にとって、交通の要となる重要な都市の一つだ。しかし三井住友建設によると、現地では人口増や経済規模の拡大に伴い、交通量が増加するとともに幹線道路の交通渋滞が悪化、社会問題化しているという。
今回工事の対象となるタザラ交差点は、同市内でも最も混雑が激しい箇所として知られているポイントだ。同社では今回の工事を通じて、現地における交通の混雑を解消することへ寄与し、タンザニアとその周辺地域での経済発展につなげたい考えだ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三井住友建設 ニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2016/042117276/