タイでは同社初、納期は2018年3月を予定
日立造船は13日、タイのノンカイ県にてごみ焼却発電プラントを受注したと発表した。
同社が手掛ける予定のごみ焼却発電プラントは、370t/dのストーカー式焼却炉で、発電出力は6,000kW。納期は2018年3月となる見込みだ。なお、タイで同社がごみ焼却発電プラントを手掛けるのは今回が初のケースとなる。
EPC工事を担当する現地企業を介して受注
今回の受注は、ノンカイ県で再生可能エネルギー事業に取り組むNongkhainayu Co., Ltd(NKNY)によるごみ焼却発電プラントの建設、ならびに長期運営事業にからむもの。
NKNYは同事業でごみ処理業務を25年間にわたり請け負うほか、ごみ焼却時の熱エネルギーで発電し、所内電力としての使用と地方電力局への売電を並行して行う予定となっている。
この事業において、タイで再生可能エネルギープラントのエンジニアリング業務を手掛けるKPN Green Energy Solution Co., Ltd(KPN)がごみ焼却発電プラントにおけるEPC工事を担当。日立造船はこのKPNより、焼却炉と排ガス処理設備の供給を請け負ったかたちとなる。
プラント事業における実績の高評価
日立造船によると、東南アジア地域ではごみの衛生処理と発電、双方の面よりプラントの需要が高まりを見せているという。
こうした中、日立造船では830件以上にのぼるごみ焼却・発電プラントの受注実績を有しており、今回の受注にあたっても、同社が過去に納入したごみ焼却発電プラントが安定して稼動している実績が評価されたものとしている。
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日立造船 新着情報
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2016/04/002110.html