3社でプロジェクトを受注
三菱重工業株式会社と株式会社日立製作所、住友商事株式会社は3月30日共同にて、タイ国鉄とバンコクレッドラインプロジェクト、機電システム設計・建設契約を締結したと発表した。
三菱重工は多くの大型鉄道プロジェクトで納入した実績があり、全自動無人運転車両など新交通システムにおいても国内外で実績がある。
また日本では初となる総合交通システム検証施設も建設や運営を行っており、交通システム・インテグレーターとしての技術や経験を生かしていく。
鉄道路線を建設
最近タイでは自動車を利用する人が多くなっていることにより道路渋滞や大気汚染が問題になっている。そのため低炭素で大規模輸送を行うことができる交通インフラが重要だとされている。
バンコクレッドラインプロジェクトは、タイ政府が進めている大規模事業計画の一つだ。バンコク市中心部のBang Sue駅を起点とし、全線高架の鉄道路線を建設する計画だ。
北線建設は日本政府からタイ政府へ供与される円借款、そして西線建設はタイ政府自己資金にて建設することになっている。今回の契約では安全な運行を実現することができる信号システムや、アルミニウム合金製の軽量車両などを鉄道システム一式の設計・建設をフルターンキーにて請け負うものだ。
三菱重工と日立製作所、住友商事の3社は、安全で便利そして低炭素の大規模交通・輸送システムを提供することにより、タイの経済を支えていく。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三菱重工業株式会社 ニュースリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/160330.html