老朽化に伴う改良工事を実施
日立造船は22日、京都府亀岡市で2012年に受注した「亀岡市桜塚クリーンセンター」の改良工事が完了したと発表した。
亀岡市桜塚クリーンセンターは1日あたり60tの処理能力をもつストーカ式焼却炉3つ、ならびに水噴射式の燃焼ガス冷却設備によって構成されるごみ処理施設。最大で2炉を運転することができ、1日あたり120tの処理能力を有している。
同施設は1997年3月からおよそ15年間運用されており、各設備の老朽化に伴う改良工事がこのたび実施された形となる。
設備の延命化とCO2排出量の削減に取り組む
昨今、国内のごみ焼却施設の多くで老朽化が進み、施設の延命化や発電能力の強化、CO2排出量の削減等を目指す基幹改良工事等のニーズは増加傾向にある。
こうした中行われた今回の工事で、日立造船では設備の延命化およびCO2排出量の削減に注力。燃焼装置の改良による低空気比燃焼を実現するとともに、各種機器類で高効率モーターの採用やインバータ化を進めることで、施設全体としての省電力化に成功した。
同社ではEPC事業や運転・運営事業などの実績から得られた経験をもとに、今後も資源・エネルギーの有効利用ならびに環境保全の問題解決へ取り組む構えだ。
(画像は日立造船 新着情報より)
▼外部リンク
日立造船 新着情報
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2016/03/002075.html